転職した組み込みエンジニアのブログ

組み込みシステムに役立つ備忘録

組み込みソフトウェア FreescaleのコンパイルもGNU ARM Embeddedで出来ますね。

最近 ARMの開発環境の構築に奮闘していて、色々と調べていると、Eclipse と GNU ARM Embeddedでコンパイル迄はできますね。

 

組み込み技術展で、フリースケールの営業さんと少し話したのですが、その人は上位側の事が詳しいらしく、組み込み系のドライバー側のデバッガーの話をほとんどできなかったので、ちょっととっかかりは時間が少しかかるかなぁ~という印象でした。

 

ですが、基本的に、RTOSを用いた開発が主として考えているみたいでDS-5デバッガー等ですね。

 

モトローラ系なので、興味があったのですが、ドライバー側の開発が多いわれわれは、STマイクロか、ルネサスが使いやすそうな印象です。

 

 

 

ARMの開発環境を出来るだけ安くするならGNUがやっぱり凄いですね。

組み込み系のCPUのコアは、もうかなりのレベルでARM一色になっています。

というか、それしか選択肢が無い状況です。

 

じゃぁ、それを使えば良いじゃんという簡単な結果にはなりません。

理由は、統合開発環境がかなりお高いからです。

 

電子工作や、趣味のレベルだと、ECLIPSEGNUでデバッガーは、OpenOCDデバッガーだと言う人もいるかもしれません。

 

ほんと、それで良いレベルの場合も有ります。

昨今、物づくりの現場は色々と規格で縛りが厳しくなってきて、トレーサビリティや、リスクマネジメント等、履歴や繋がりを残さないといけません。

リナックスなどのフリーの開発環境だと、その変更履歴がコントロールできないので採用するのが難しい場合もあります。

最近は、自動車関連だけでなく、医療機器や、産業機器も厳しいルールに縛られるようになってきています。

そうなると、高い金額でも規格に沿ったツールをつかった方が、規格のための資料作成にかかる費用や、人件費がかからなくて結果的に安くて安定した製品になります。

俗に言う目に見えない費用という感じでしょうか?

 

さて、そうはいっても、統合開発環境で必要なソフトを作成する人は、正規版で、少しだけ使いたい人は、GNUEclipseと言う選択になります。

コンパイラーが違うと結果が違うかもしれませんが、事前実験や、動作確認くらいは十分出来ます。

 

最近は、GNUや、OpenOCDなど、リナックスだけでなく、ウインドウズや、MACでも環境が整っていて便利になってきましたね。GNU-ARM-Embeddedはほんとに凄い。便利です。しかし、無料ツールは、セキュリティの懸念もあるので、仕事で使うには良し悪しですけどね。

 

 

 

 

 

組み込みlinux を使えると便利ですか?

組み込みでリナックスを使えると便利ですが、最近はiOSや、アンドロイド等、マルチプラットフォームの開発環境が増えているので特にリナックスにこだわる必要が無いかもしれません。

もしリナックスが気になるなら、リナックスUBUNTUで取りかかるととても便利です。

 

ウインドウズやMACVMwareを使ってそこにUbuntuをインストールするのが今は一般的です。

 

組み込みでは、ARMのコアを良く使うのですが、GNUも最近は、ウインドウズや、リナックスMACコンパイルが出来るので昔よりはどのプラットフォームでも同じような開発環境ができます。

 

統合開発環境は、Eclipseが有名ですが、QTを使っている人も増えています。

ベースは、C++GCCGitHub等の知識になってきます。

 

リナックスはオープンOSなので、OSについて理解するにはやはり最適なので一度は使う事をお勧めします。

 

ググると色々と分からない事が出てきますし、リナックスのコマンドを理解すると逆に便利で病みつきになるかも知れません。

 

まずは、お手持ちのウインドウズや、MACで仮想空間でリナックスを動かすので十分サクサク動きます。 

 

まぁ、気になったらインストールして試してくださいね。

 

組み込み機器も最近はOSが必須になってきていますが、RTOSのμITORONベースがまだまだ日本では主流だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

組み込みソフトウェアでRTOSは必須になってます。

組み込みソフトウェアは、昨今はIoTとか言われていますが、USBや、LAN、SDカード等を組み込みシステムに取り込見たい時は、OSが無いと実現が難しい状況になっています。

 

しかし、なかなかRTOSを導入出来ている組み込みシステムが少ないです。

理由は、コスト面で、大幅にUPしてしまうからです。

 

もちろん、フリーのOSのリナックスを導入する事もできるので、車関係や、医療関係の厳しい規格が無い業界では無料のOSを導入しています。

組み込み用のリナックスもあるので、RTOSや、リナックスの経験は主張できますよ。

 

C言語だけでなく、C++の概念も理解すると、リナックスで良く使われているQTの理解しやすいです。

EclipseリナックスGNUGCC等を扱える事が最低条件になるかもしれません。

 

組み込みシステム はARMのCPUコアに仕方なく変更

組み込みシステムのCPUコアが、ほとんどARMになってきました。

ルネサスですらARMコア対応しています。

 

特に、組み込み系はフリースケールや、STマイクロ、ザイリンクス、アルテラ、TI等、DSPにARMコアを摂り込んでシステムICが主流になっています。

 

逆に、組み込みソフトウェアは、ARMコアのプログラムを作れれば、どこのメーカーのICを使っても今まで以上にシステムICの違いを感じることなくプログラムを作る事が出来ます。

 

組み込みエンジニアをしていると必然的にARMに対応しないと生き残っていけません。

そんな感じの勢いです。

 

さて、ルネサスのSHシリーズのロードマップが完成し、次のロードマップがシナジーというコンセプトで展開されます。

 

その時のCPUコアはARM Coretec-M4です。

HEWを使っていた人は開発環境が大きく変わります。

 

この機会に、ザイリンクスや、アルテラ、フリースケールや、STマイクロに変更する会社も有ります。

 

STマイクロのARM開発キットを使ってARMに慣れると比較的安く出来ますよ。

armマイコン ボード STM32F429I-DISCO STM32F4がとても便利です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20代のエンジニアで転職した12年後に悲劇が。

物づくりの仕事がしたいと思って、エンジニアを仕事に選ぶ人も多いと思います。

仕事について、大手企業で実際にモノづくりの仕事を出来る人は幸せだぁ~と感じます。

なぜそう思うのか? というと、資金も豊富にあるし、お給料も中小企業と比較すると多くなるので
生活を気にせずに、物づくりの仕事に専念できると思っています。

でも、デメリットももちろんあると思います。

最近は、定時退社日を定める大手企業も多いので、開発スケジュールがタイトな事が多い事とか、
物づくりの仕事が分業されすぎて一つの製品のほんの一部分しか担当できない。
もしくわ、コストダウン開発しか担当できないという事がほとんどです。

その点、中小企業は、全て、少数の人間でする必要があるので、担当できる分野が広く、やりがいは増えます。

物づくりで色々な事をしてみたいというエンジニアにとっては、中小企業は社風に合えばとても幸せです。

実際に私がそうですから。

中小企業は、人・物・金が基本的にありません。 なので、自社ですべてを賄うのはほとんど無理だと思います。

最近は、ユニット化されているので、今話題になっているIoTに関しては、ユニットを組み合わせると
出来あがる事が多いです。

ひとりメーカーや、個人メーカーに慣れる土台はある事に気づいてください。


何故? こんな事を書いているかというと、私は20代で今と違う物づくりの仕事がしたいと思って
転職しました。

その当時は、給料も上がって、遣りたいモノづくりの仕事も出来ました。

ですが、転職して12年で、転職先の会社なが無くなりました。。。。

会社の規模が小さいと、このような事が普通に発生します。

冒頭で、大手企業のエンジニアは幸せだろうなぁ~と感じたのは、
会社があれば、お給料も有給休暇も、残業代も少しは着きますが、会社が倒産や、解散したら収入はゼロです。

もう一度、今の会社で出来る事、転職しなければいけない理由の回避方法、65歳まで働く為のイメージを
考えてみるのが転職のおすすめです。